- 事務所名:
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行政書士あけやま事務所
- 代表者:
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明山崇
- 事務所エリア:
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北海道虻田郡
- 開業年:
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2021年12月
- 従業員数:
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1名
目次
Q1. 現在の事業内容を教えてください
うちの事務所では、大きく分けて二つの業務をメインにやっています。一つ目は補助金の申請支援、そしてもう一つは外国人の方のサポートですね。特に外国人のクライアントが多くて、全体の7割くらいを占めています。たとえば、日本で会社を設立された方がビザを取得して、その後事業を始める際の各種許認可申請などをサポートしています。最近では、国籍を問わず、永住申請や経営管理ビザ関連の手続きが増えてきました。
開業は2021年12月で、間もなく丸4年を迎えます。ニセコ町を拠点としながらも、インターネットを活用することで道内外問わず対応しています。地方での事務所運営ということもあり、都市部と比べて集客には工夫が必要でしたが、その分、情報発信やAIの活用など、新しい取り組みにも積極的に取り組んできました。特に外国人支援については、翻訳ツールや生成AIを活用することで、業務効率を高めながら、的確な対応ができる体制を整えています。今後も、時代に合った柔軟な対応力を大切にしながら、支援の幅を広げていきたいと思っています。
Q2. 生成AIを通じた業務効率化や販促効果について教えてください
生成AIを業務に取り入れてから、正直なところ事務所の運営が大きく変わりました。まず顕著だったのが、ブログや各種投稿などの情報発信の量と質ですね。今ではホームページに掲載しているブログが500本を超えていますし、生成AIを使って書いたKindle本も6冊出版しました。SNSも含めると、Facebook、LinkedIn、X(旧Twitter)、Googleマイビジネスの投稿欄まで、ほぼ毎日欠かさず発信を続けています。これらをすべて人力でやっていたら、とてもじゃないけど実務と両立できなかったと思います。
特に大きな成果として感じているのが、BtoCの案件獲得です。もともと当事務所はBtoBに強く、個人向けの案件、帰化申請と永住申請は3年間受任無しだったのですが、昨年10月から生成AIを使ってBtoC向けのブログを約100本投稿しました。すると今年に入ってから、帰化と永住申請のご依頼が12件ほど決まりました。広告費をかけずに、自然流入で問い合わせが来て、180万円ほどの売上につながったので、費用対効果は非常に高かったです。
また、地域を超えて本州のクライアントからも依頼が来るようになったのも、AIによる継続的な情報発信の効果だと実感しています。実際に埼玉のお客様からは、「明山さんのブログを読んで、わかりやすかったのでお願いしたい」と言っていただきました。自分の考えやノウハウをしっかり言語化して発信することで、遠方の方とも信頼関係を築けるというのは、士業として非常にありがたいことです。
生成AIのおかげで、これまで手が回らなかった部分にもしっかり手を入れられるようになり、情報発信が単なる広報ではなく、集客の柱に育ってきました。手間もコストもかけず、ここまで結果が出たのは、自分にとっても驚きでした。これからも、AIを活用してさらに発信の質を高めていきたいと思っています。
Q3. 生成AIを業務効率化、販促に活用したときに感じたことはどんなことでしたか?
実際に生成AIを業務効率化や販促に使ってみて、一番感じたのは続けられるようになったということですね。以前はブログを1本書くのに3時間くらいかかっていました。気合いを入れて書けるときは一日2~3本書くこともありましたが、実務が始まるととてもじゃないけどそんな時間は取れず、更新が止まり、心が折れて、また再開して……という繰り返しでした。でも昨年、横須賀先生のサービスでGPTsを使ってみたら、「あ、これだったらいけるかも」と思って。それが大きな転機になりました。
今では、日曜以外はほぼ毎日ブログやSNS投稿を続けていて、1日5本くらいの記事を作っても30分あれば余裕で終わるようになりました。主にニュースやSNSの話題をベースに、AIで文章を生成し、自分で整えるという流れですが、完全に手作業でやっていた頃とは比べ物にならないスピード感です。しかも、それでいて内容の質も担保できていると感じています。
これまでは「書かなきゃ」「更新しなきゃ」と義務感が先行していた部分があったんですが、AIのおかげで「これなら毎日できる」という気持ちに変わりました。継続することのハードルがグッと下がったのは本当に大きいです。その結果、問い合わせの数も確実に増えて、実際に成約につながるケースも多くなりました。
特に地方で事務所を構えていると、東京などの都市部と比べてどうしても反応が遅いんです。だからこそ、数をこなすこと、情報を積み重ねていくことが重要になります。その点でも、AIは非常に強力な武器になってくれています。
結局のところ、AIがなければ今の情報発信のスタイルは確立できていなかったと思いますし、ここまで数を出すことも不可能でした。生成AIは、ただ効率化のためのツールというだけでなく、自分の表現や発信を支えてくれる「相棒」みたいな存在になりつつあります。
Q4. 生成AIを使うと使わないでは、どれだけの差が出ると感じますか?
生成AIを使うか使わないかで、はっきり言って業務や情報発信の生産性に3倍くらいの差が出ると感じています。たとえば、以前はブログ1本書くのに3時間近くかかっていたのが、今では1日5本の記事を30分で作成・投稿できるようになりました。これはもう、時間の使い方が根本的に変わったと言っていいレベルです。
特に補助金申請の業務では、AIの力が大きくて、お客様との初回面談前に6~7割程度の事業計画書が完成してしまうんです。会社情報や決算書、購入予定の設備など、必要な情報を事前にもらっておけば、AIplatを使って業界の課題や提案内容まで自動で出してくれるので、準備段階の手間が大幅に減りました。
この仕組みのおかげで、ヒアリングもスムーズに進みますし、お客様からも「なぜここまで分かるんですか?」と驚かれることが多いです。実際、以前と比べて補助金申請にかかる時間は3分の1ほどに短縮されたと思います。その結果、AIを使用していなかった前年度と比較して、申請支援件数は1.7倍になりました。
業務も発信も含めて、生成AIなしでは今の仕事量をこなすことは難しいと断言できます。AIは単なる効率化ツールではなく、士業にとって今後ますます不可欠な存在になると思っています。
Q5. 士業が生成AIを活用するために重要なことは何ですか?
士業が生成AIを活用するうえで一番大事だと感じているのは、素直にまずはやってみることですね。私自身、最初はAIで文章を生成することに対して、ちょっとした罪悪感というか「こんなに簡単に出てきたものを使っていいのか」という後ろめたさがありました。でも実際に使っていくうちに、自分の過去の文章を読み込ませたり、細かく手直ししたりすることで、AIの文章もどんどん“自分の言葉”に近づいていくんですよね。
それに、AIをそのまま使うのではなく、あくまでベースとして活用して、内容を確認・調整するという使い方をすれば、質も十分担保できます。最初はうまくいかないこともあると思いますが、そこで諦めず、結果が出るまでは継続することが本当に大切です。
特にWeb集客は、すぐに成果が出るものではなく、私も初めて問い合わせが来たのはブログを始めてから5~6か月後でした。だからこそ、焦らず、コツコツと続けることが重要だと思います。
Q6. これから生成AIを活用したいと考えている士業に一言
これから生成AIを活用したいと考えている士業の方には、「まずは触ってみてください」と伝えたいです。私の実感として、生成AIは実務担当者や広報担当者を一人ずつ雇ったくらいのパフォーマンスを発揮してくれます。それでいて、人を雇うリスクやコストに比べたら、はるかに低い投資で済むんです。実際、私も開業当初にAIを取り入れたことで、一人事務所でも十分に運営が成り立っていますし、売上も開業前の会社員時代の5倍になることも、現実的に見えてきました。
特に、開業したばかりで実績も人脈もないという方ほど、AIを使って情報発信の量とスピードを確保することで、都市部の大手事務所と戦える土台ができます。もちろん、継続して使いこなすにはある程度の学習や工夫は必要ですが、それ以上に得られるリターンの方が大きいと感じています。
よく「忙しいからAIは後回し」という声を聞きますが、むしろ忙しいからこそ、今すぐ導入すべきです。AIを味方につけることで、自分の時間も増え、ストレスや負担も軽減されます。迷っているなら、まず一歩踏み出してみてほしいですね。
明山 崇(あけやま たかし)1972年埼玉県生まれ 法政大学社会学部卒業 26歳の時、学生時代からの憧れだった海外勤務の機会を得て、イタリア・ミラノにある日系ホテルに赴任。しかし、言葉が全く話せず、友人が全くいない異国生活は、憧れとは程遠く仕事以外はプチ引きこもりとなる。滞在許可証の不携帯で逮捕されそうになる等、外国人故の日常生活上の不便さ、理不尽さを実感。時が経つにつれ、語学の習得とともにイタリアワインとオペラに魅せられ、一生このままイタリアで…と思った矢先に、親会社の事業撤退により帰国。 帰国後は旅行会社に転職。ひとりでも多くの子供たちに海外体験のチャンスを与えたく、海外教育旅行の法人営業を担当。16年間で延べ10,000人以上の海外渡航を支援し、自らも添乗員として2,000人以上の中高生と共に海外に出る。サラリーマン生活の1/4、7年間を25か国で過ごした経験を活かし、日本国内のグローバル化に伴い増加している外国籍の方々の法的サポートを行うため、行政書士の資格を取得。 2021年12月、ニセコ町に行政書士事務所を開業登録。地域の外国籍の方々の在留手続のサポートを多なうことで、安心して活き活きと夢を持って働き、「日本に来て良かった」と心から思う人を多く増やすこと。また、観光産業に携わるすべての人が自信と誇りをもって働き、「この仕事に従事してよかった」と心から思う人を多く増やすこと。そして、ニセコ地域の観光産業の更なる発展を裏方から支えることで、魅力ある地域社会づくりに貢献することをミッションとして日々活動中。

